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cocomioという名前

カメラマンでデザイナーの永井匠太郎さんにより名付けられました。永井さんによれば、ここ(coco)から個々(coco)が共(co-)にコミュニケーション(communication)を取り合い、新たなコミュニティ(community)をつくっていく場所というイメージに、井路に象徴される緒方町の水の豊かさを連想させる「澪・水脈」(mio)を掛け合わせたとのこと。清らかな水が流れるこの場所から、豊後大野の豊かな未来が繋がるようにと、願いが込められています。

建築としてのcocomio

40年ほど前に、緒方町立歴史民俗資料館として建てられました。竪穴式住居や鉱物、熊の剥製をはじめ、多くの貴重な資料を収蔵した地域のシンボルのひとつです。資料館が三重町へ移転して次の役割を待っていたところ、関係人口の創出と交流を促す拠点として白羽の矢が立ちました。

建物を貫通する「みち」と呼ばれる長い廊下を軸に、大きな窓が空いて、光を取り込みながら風が流れます。頭上を走る角材は、舞台装置のブドウ棚。かつての記憶と意匠を留める建築に私たちが関わり合う手がかりとして、まだ見ぬ演出を待っています。

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cocomioという場

施設は、大分県豊後大野市が所有しています。運営にあたって課せられたミッションは、40年後に人口減少を食い止めるための関係人口の創出と交流です。言い換えれば、豊後大野をホームと感じ、次の、そのまた次の世代まで関わり続ける理由を見つけてもらうこと。いま、少し遠い未来に向かって、小さな一歩を踏み出しています。つくるのは、居心地がよく、働きやすい場。都会か田舎か、どこから来たか、若いか年配か、いずれも関わりなく、考え、語り合い、何かを生み出すゆりかごのような場を目指しています。

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